【ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】第19話の感想! ジョルノ、ミスタvsギアッチョの行方は?
現在テレビアニメが放送中の『ジョジョの奇妙な冒険』第5部・黄金の風。
2月16日(土)には、第19話が放送されました。
作中でもベストバウトの1つと名高い一戦なだけあって、手に汗握り非常に見ごたえがありましたね。
今回は第19話の感想やあらすじについてまとめてみました。
あらすじ
ジョルノはギアッチョの能力の性質上、車を走行したまま戦うことが不利だと判断して車を運河に突っ込む。
ジョルノは運河に落ちた車中でギアッチョに応戦しつつ、ミスタに自分のことはいいからDISCを取りに行くよう提言する。
しかしミスタはそれを一蹴し、自分もジョルノも無事なままギアッチョを退けてDISCをゲットすることこそが勝利だと言う。
そしてミスタはそれを体現する。
ゴールド・エクスペリエンスの能力で作った植物のソリでミスタが車から逃げることで、ギアッチョの注意を引きつけた。
この時ギアッチョはミスタの足止めのために一時的にホワイトアルバムの能力を解いたことで、ジョルノの腕は凍結することなく助かった。
ギアッチョは駅に近いミスタを先に仕留めようと、襲いかかろうとする。
ジョルノはミスタに、ソリに使った植物(元は車の部品)をギアッチョに向けて撃つよう言う。
ミスタは指示に従い撃つ。
元は車のボルトだった植物は、ジョルノが能力を解いたことで、ギアッチョの眉間の前でボルトに戻る。
弾丸がボルトの食い込みを後押しし、ギアッチョのスーツを貫通して頭に傷を負わせる。
ジョルノとミスタは初めてダメージらしいダメージを負わせる。
ダメージを受け水中に沈み、ギアッチョに隙ができる。
ジョルノはこの隙にDISCを取りに行くようミスタに言う。
しかしミスタは、ギアッチョをこの場で葬らなかった場合、
ブチャラティ達(トリッシュ)と接触してしまうことの方がリスクが高いと判断し、ここでもDISCよりも討伐を優先する。
ミスタはギアッチョの氷のスーツには呼吸用の穴があり、それが弱点だと推測し、勝つための活路を見出す。
そして弾丸を撃ちこむが、ギアッチョが空気を凍らせて作った氷の壁によって弾丸が阻まれ、全弾ミスタ自身に返ってきてしまう。
大ダメージで体がスムーズに動かない間、自分の判断が誤りだったと後悔するミスタ。
この間に、ギアッチョにDISCを取られてしまう。
ミスタは判断を誤りDISCを奪われたことに責任を感じ、命を捨ててもギアッチョを止めようと捨て鉢になる。
捨て鉢のまま真っ向からギアッチョに向かおうとするミスタに、ジョルノは自分の腕を潰して、その血しぶきで氷の壁を見えるようにして覚悟を示す。
ミスタはジョルノの覚悟を受けて、冷静になりこの戦いに勝つために腹を括った。
まずは近くにある鉄柱を利用して弾丸の軌道を変えて呼吸穴を狙うが、ギアッチョが呼吸穴を塞いだため通用しない。
そして弾丸は氷の壁によって跳ね返され、ミスタに命中する。
ミスタはダメージで体を満足に動かせない状態ながら、弾丸が跳ね返されても何度も何度もギアッチョに撃ちこむ。
こうして返ってきた弾丸が何発も体にめり込んだことで、ミスタの体から血しぶきが出てギアッチョのスーツの顔部分は血で覆われる。
ギアッチョがミスタの姿を見失っている間に、再びミスタはギアッチョに弾丸を撃ち込み、上述した鉄柱の方向に追いやる。
ピストルズが鉄柱の鋭利な部分を見つけたことで、足元を狙いバランスを崩させ、ギアッチョの呼吸穴に突き刺るように仕向けた。
ついに呼吸穴に突き刺さり、ギアッチョの首から血が流れて致命傷を負わせたかのように見えた。
だがギアッチョは氷で血を固定し、弾丸で押し込まれないようにした。
ここまでで撃った残りの弾丸は再びミスタに返り、最後の一発がミスタの頭に命中する。
勝利を確信したギアッチョ。
しかし頭の弾丸は一瞬にして、ミスタの体の一部になった。
ジョルノがスタンド能力で治療したためである。
ジョルノはゴールド・エクスぺリンスで蹴りをラッシュし、ギアッチョを押し込む。
押し込まれたことで鉄柱は喉を貫通してギアッチョは亡くなり、激しい戦闘は幕を閉じた。
感想
ミスタとジョルノの考え方
まず気になったのは、2人の考え方です。
ジョルノはイルーゾォ戦では任務よりもフーゴの命を優先しました。
自分たちが無事に、そして敵を倒すことが、ベストな選択である、と。
一方で今回は自分の生死に関わらず、ミスタがDISCを取ることを優先しました。
真逆の考え方ですね。
これはイルーゾォ戦では、すでにパープルヘイズを自身に感染させてイルーゾォに対抗するという戦略、勝利の見込みもあってアバッキオにそうした主張をしたかもしれません。
しかし今回はギアッチョの氷に弱点がないと弱音を吐く部分もあり、2人とも無事に乗り切れない可能性が高いと踏んでミスタにそういったのかもしれません。
ジョルノは戦況によって臨機応変に対応していることがうかがえます。
一方で、ミスタは自身とジョルノが生きてDISCを手に入れることを勝利と述べます。
そしてミスタは一貫してジョルノを、仲間と共に勝ち抜くことを前提に戦います。
ジョルノはこの姿勢に感化されていったのか、ミスタが捨て鉢になり命を投げ出してギアッチョを止めようとした時は、腕を潰してまで覚悟を示します。
この覚悟は2人が無事に勝利することも意味合いに含めていたのではないでしょうか。
ギアッチョのバタフライ
植物で作ったソリで車から飛んで駅側に向かおうとするミスタを、バタフライを泳いで追いかけるギアッチョ。
ミスタに近づいていく速さが尋常じゃないです。
18話のスケートで車に追いつくのもそうですが、こうしたところからギアッチョの身体能力の高さがうかがえますね。
これはやはり暗殺を本職としていることも理由ですが、ギアッチョの戦い方も関係しているのだと思われます。
他のスタンドは基本的に本体によって発現したスタンド像が戦います。
しかしギアッチョの場合は本体がスタンドを身に纏って戦うので、能力をより発揮するためには他のスタンド使いよりも高い身体能力が要求されます。
ギアッチョは組織に高い身体能力を買われた部分があるのかもしれませんね。