【ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】第20話の感想!ブチャラティがボスと対立する?
現在テレビアニメが放送中の『ジョジョの奇妙な冒険』第5部・黄金の風。
2月23日(土)には、第20話が放送されました。
いよいよボスにトリッシュを引き渡すことになった護衛チーム。
ボスにトリッシュを無事に引き渡し、任務を完遂できたのでしょうか?
今回は第20話の感想やネタバレを含めてあらすじについて深掘りしていきたいと思います。
あらすじ
ボートに乗って移動する護衛チーム。
ブチャラティがDISCに記録されたボスの最終指令を読み上げる。
それによってトリッシュの引渡し場所が教会であることを全員が情報共有し、一行は教会を目指して向かう。
護衛チームはボートで進み続け、教会近くに着岸した。
ボスの指令内容の1つは、引き渡しの際はトリッシュの他に護衛は1人という条件だったが、ジョルノが護衛に志願する。
しかし幹部のブチャラティが連れて行くのが筋だと、ジョルノを止めるアバッキオ。
ブチャラティ自身も自分がトリッシュを連れていくと言う。
2人の意見に引き下がったジョルノ。
ブチャラティはジョルノの服のてんとう虫の形のブローチをお守り代わりにしたいと言い、ジョルノからボタンをもらう。
実はこのブローチは、ボスの正体を突き止めるためにゴールド・エクスペリエンスで生命を与えて発信機にしていた。
ジョルノとブチャラティの目的はあくまでもボスを倒してギャングを乗っ取ることであり、
ブチャラティはこの接触の機会に、ボスの正体だけでも突き止めようと考えていた。
ブチャラティはトリッシュと連れて教会内部に入り、エレベーターへ乗る。
顔も名前も知らない父親に会うこと、自分がどうなるのかに恐怖を覚えるトリッシュ。
ブチャラティは優しい物言いで、トリッシュを落ち着かせるような発言をし、
強がっているトリッシュの不安を和らげようとトリッシュの手を握るブチャラティ。
エレベーターが最上階に着き、ブチャラティが後ろを振り向くと、そこにはトリッシュの腕しかなかった。
ここでブチャラティはボスがトリッシュを護衛させた真意、
ボスは自分が表に出ることなく、確実にトリッシュを始末するために護衛をさせたのだとわかった。
ブチャラティは父親が麻薬の取引を目撃した口封じに重傷を負い、事件から5年後に息を引き取った。
そのため自分と父親の運命を蝕んだ麻薬に憎悪を抱いていた。
しかし、自分の組織のボスが組織の財源として麻薬に手を出していたことを知ってしまった。
そして今回、実の娘であるトリッシュを始末しようとしたボスに、再び怒りを覚えた。
ボスを暗殺することを決心したブチャラティ。
スティッキィ・フィンガーズの能力でボスの移動先を先回りし、物陰から攻撃の隙をうかがう。
ボスに存在を気付かれるも、ジョルノと連絡を取りながら発信機の移動先を聞き、ボスに打撃を先制する。
しかしボスだと思い攻撃した人影は自分だった。
ボスはブチャラティの背後から打撃を加え、殴打はブチャラティの腹を貫通した。
感想
フーゴのセリフ
アニメのオリジナルの展開なのですが、
フーゴは、ブチャラティがトリッシュを連れて教会へ行こうとした時、以下の発言をしました。
ブチャラティ いい機会だから言っておこうと思いましてね…
僕は あなたならきっと幹部になるって思ってましたし、今回の任務も無事遂行すると信じてます。
ここから さらに組織の上を目指しましょう!
ここのフーゴのセリフがつらい…涙 #jojo_anime pic.twitter.com/El5d0DqWjZ
— MTK (@mtkwantan07) 2019年2月22日
フーゴのこのセリフは、ブチャラティとその後のフーゴに起こったことを考えると、2つの意味で辛い発言になっています。
今回は詳細は伏せますが、このセリフをフーゴが言うことを見ていて切ない気持ちになりました。
トリッシュの心情
普通の人なら大きなコマで目立たせてただろう手繋ぎシーンをさりげなく挿入し、強がっていても誰かに頼りたかったトリッシュの年相応の恐怖とそれを黙って受け止めてあげるブチャラティの優しさを自然に描写する荒木先生は神 pic.twitter.com/teaE1Q1mhp
— じぇむにか (@hamfishforever) 2019年2月22日
ジョルノも以前トリッシュについて、泣いたりわめいたりしないで強い女性だと述べていました。
ギャングと行動することになり、命を狙われているという状況に、心では不安を抱えていたでしょうに表には出してきませんでした。
しかし、いざボスと会うという状況が目前になると、
自分がどうなるのか、父親のことを好きになれるのかなど、
ブチャラティに心境を吐露します。
最初にブチャラティが手を差し伸べた時は不安がってないと言って手を払いましたが、
2回目自然に握った時には受け入れていました。
このシーンからはやはりトリッシュも15歳で、心境的には手一杯だったことがうかがえますね。
ブチャラティと家族
ブチャラティのママ、原作では自分についてこない息子の優しさを誇りに思うと同時に不幸にならないか心配するっていう心情描写があったけどカットされていたのでアニメではずる賢いだけの人に見えてしまうのが少し残念だった。 pic.twitter.com/pJ4cGAeeqP
— もつれら (@mtmtSF) 2019年2月22日
20話ではブチャラティの子供時代から組織に入団するまで、ボスに怒りを覚えるまでが描かれていました。
ブチャラティは子供時代から聡明で、両親の離婚の際も、離婚で精神的ダメージが大きいのは父親の方だと察していました。
そのため、父親に付いていく選択をしました。
ここからはブチャラティの家族への思いを感じますね。
こうした人を思う姿は、彼の仲間や街の人を大事にする姿勢にも繋がっているのではないでしょうか。
また、アニメではカットされてしまいましたが、母親が出ていく際にはブチャラティへの思いがナレーションされており、母の愛情がうかがえます。
父親も離婚後、彼のために、いい学校に通わせようといっそう力を入れて働いており、ブチャラティのことを大切に想っている描写があります。
こうした両親のもとで育ったからこそ、彼の人を思う性格が形成されたり、トリッシュに寄り添うことができるのかもしれません。
まとめ
・フーゴのセリフは、ブチャラティとフーゴに起こったことを考慮すると、2つの意味で切ない発言である
・トリッシュも気を張っているが心境的には不安が一杯であった
・ブチャラティは愛情深い環境で育ったため、人を大切にする性格なのかもしれない
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!